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恩田千佐子さん

今回ご登場頂くのは、中京テレビの恩田千佐子アナウンサー。

毎週月曜~金曜日に放送中の情報ニュース番組「キャッチ!」キャスターで、東海地方の情報を分かりやすく・女性ならではの柔らかい視点で伝える“夕方の顔”です!中学3年生の娘さんと小学5年生の息子さんのママである恩田さんにお話を伺いました。


◆夕方の情報ニュース番組をご担当で、日々お忙しそうですね。

基本的には朝9時に出社して、終わるのは夜の7時半なので、早く帰れて8時前ですね。息子は学童保育、娘は受験生なので塾に行ったりしていますが、帰るまでは子ども達でお留守番をしてくれています。朝、夕御飯が作っておけなかった時などは、娘が「いいよ。適当に作るから」ってご飯を作ってくれるようにもなりました。

小さいうちは特にお姑さんにお世話になりました。他にも、同じマンションの方や同じ保育園や学童のママ達に、ご自身のお子さんと一緒にお迎えをお願いしてそのまま夕御飯までご馳走になったり(笑)。24時間テレビの時などは二人を泊めさせてもらうこともありましたよ。

自分達でやれることって限られますよね。特に仕事をする女性は周りの助けが不可欠。何か頼まれることを負担に感じる方もいらっしゃれば、頼まれることが苦にならない方もいらっしゃる。まずは周りに声を掛け、接する中で、お願いされることが苦にならない方を見つけるよう努めました。自分の方針として「いろいろな大人に関わる方がいい」という考えなので、甘えられるところは甘えて、周りに助けてもらいました。


◆どんな子育てを心掛けていらっしゃいますか??

私の場合、子どもは“自分の一部”という感覚はあまりないんです。あくまで別人格。親子なので似ているところもありますが、未だに分からないことも沢山!いずれ子どもは巣立つので、それまで出来る限りのことをして本人の“生きる道”をサポートできればと思います。完璧を求めても絶対に無理なので「なるようになる!」と思っていますね(笑)。

「勉強ができて、運動神経も良くて、お友達も多い方がイイ」など、親の理想や欲があると思いますが、それを求めてもお互い苦しいだけなので、子どもへの期待を膨らませ過ぎないことも大切だと思います。私自身、子どもには「自分の人生なんだから、自分で決めなさい」と言ってあるんです。ヒントは与えるけれど、最終判断は自分でしなさいって。
それに、子育てに限らず家事も優先順位を決めてやればいいと思いますよ。「明日やればイイや♪」「出来たらやろう♪」でイイ。どんどん手抜きしましょう(笑)。 

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◆日々届くニュースには、子どもに関する話題も沢山あります。
キャスターとして何か感じていらっしゃることはありますか??

ニュースをお伝えする中で、産んですぐ路上に赤ちゃんを置いてしまう、我が子を虐待し命まで奪ってしまうなどの哀しい事件は、周りに相談できずに一人で抱え込んでしまったことが一つの原因だと思います。「お母さんの孤独」状態が、今の世の中で起きやすく、子育てが辛いものになってしまう・・・そんな時でも、様々な道があることを知って欲しいです。その一つが「キャッチ!」の特集などでご紹介した、『新生児の特別養子縁組』です。色んな事情で子どもを育てられない人が、赤ちゃんを出産して数日後に、里親が養子縁組を前提に引き取るという制度。
子どもにとって何が幸せか?『愛される』ことだと思います。「お母さんは産むことができたけど育てることはできなかった。でも命をかけて貴方を産んだのは貴方を愛しているから」「自分で産むことはできなかったけれど、貴方が生まれる前から会えるのを楽しみにしていたよ。毎日愛してる」。何より優先されるべきものは「子どもの命と幸せ」。 孤独に陥ったお母さんが、どうしたらいいのか分からない・・・という時でも、必ず相談できる所や人がいることを知って欲しいですし、これからも伝えていきたいです。
他の話題についても、押しつけがましくならないようにお届けしたいです。「キャッチ!」を通じて、この地方の皆さんと同じ目線で一緒に考え、生きていきたいと思います。

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◆最後に、東海エリアのママ達にメッセージをお願いします!!

子育ては「輪」が必要、「繋がり」が必要だと思います。経験しながらお友達や頼れる人を増やせるといいですね。良いお手本があると子育てはラクになるので、先輩ママに教えてもらったり・後輩ママに教えたり・・・繋がりを広げてください。
そのために何かのサークルに入るとか“スゴイこと”から始めなくても大丈夫。ご近所で同じ年頃のお子さんを持つ方に声をかけてみるとか、できる範囲からでいいんです。不思議なもので小さなキッカケから縁って広がっていきますよ!その中で、無理なく一緒にいられる相手や、助けてもらえる所・人を見つけていくと良いのではないでしょうか。

子どもが元気でいるためにはお母さんが元気でいないと!

子どもは親の状態を敏感に感じ取るものなので、「健康であること」「ラクでいられること」を大切に。そのためには、全てが子ども優先でなくてもイイと思いますよ。

それに、親ができることってどんどん無くなっていくんです。息子は、小学3年生の時に「もう一緒にお風呂入らない」って突然言ってきましたし、毎晩背中をかいてあげるのが親子のスキンシップになっていたんですが、つい先日「もういい!」と突然言われて、その日からベタベタ触れなくなっちゃったんです(笑)。淋しいものですよ~!!
子どもが小さいうちはお世話することが多くて大変って思うものですが、それも無くなっていく一方なんです。親子が密な時期はアッという間に過ぎてしまうので、子育て真っ最中のママさんは、その「今だけ」の時期を大事にできるといいですね。

◆恩田千佐子(中京テレビアナウンサー)◆
1967年9月4日生まれ。東京都小平市出身。二児の母。
東海エリアの情報ニュース番組「キャッチ!」(毎週月曜~木曜/15:50~、毎週金曜/16:49~)担当。

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【趣味】映画と漫画。夜中に泣いています。
【自己キャラクター分析】実は几帳面なところもあるので、深追いしないように気をつけています。バランスよく・・・。
【こだわっていること】夕食時のおいしいビール。食後のカフェオレとチョコレート。
【視聴者への自己PR】等身大でしかいられないので、自分なりに頑張ります!
【今後の目標】毎日起こること全てがニュース。知らないより、やっぱり知っていたほうが生活が広がると思います。そんな役立つ番組をお送りしたいと思います。

HP: http://www.ctv.co.jp/catch/

編集後記

娘さんが小学2年生の頃、半年ほど親子間がギクシャクした時期があったそうです。
当時は『愛・地球博』開催中で恩田さんの仕事が多忙を極め、たっぷりと甘えられない事もあってか夜驚症と感じるほど娘さんは不安定な状態に。「こんなに大切にされないなんて、私はお母さんの子どもじゃない」とまで言われてしまったのだとか。

そんな時に救世主となったのが、『恩田アナウンサーの長女出産シーン』。

そう!中京テレビの人気番組「P.S.愛してる!」をご覧になっていた方は記憶にあると思いますが、
恩田さんって、同番組内で娘さんの出産シーンを放送されているんですよね~!!
↑出産後だから、その凄さ・その勇気が一層分かるっ! ちなみに20%超えの視聴率ですって☆

そのビデオを二人で観て、親子であることを納得してくれて(?)次第に落ち着いていったそうです。

 息子さんには「僕は結婚したら、お嫁さんには専業主婦になってもらうんだ!」とも言われちゃったそうですが、
上の娘さんの言葉にしても、ワーキングママにとってはグサリときちゃう言葉ってありますよね。
※私も、「ママは、Rayよりもお仕事の方が大事なんだね」 って娘に泣かれたなぁ(苦笑)

「でも、子どもが文句を言える関係は大切。それには『ご飯を一緒に食べる』が基本だと思います。
自然に会話が生まれるので、わざわざ聞かなくても話が成り立ちますから。一食でもご飯を食べる時間は大切ですね!
週末に親子で食事をすると、その大切さがよく分かるんです」との言葉にも、大きく頷いちゃいました。

柔和でフランクで、ステキな方だったなぁ~
これからも1ファンとして、恩田さんのフィルターを通して伝えられる情報を楽しみに“キャッチ”しようと思います^^


<取材・文/野村綾乃(マンマ・マーマ編集長)  取材協力/中京テレビ>

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