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NPO法人 あいちかすがいっこ
内田朋代さん・松元永己さん

毎年春日井市で開催されている【ママの文化祭®】をご存知ですか?
ママ達が自分の特技を活かしたお店を出したり、ステージ発表を行ったり。子育てに関する相談ブースや各種体験コーナー、応援企業からのプレゼントもあって…と毎年大いに盛り上がる、“ママによるママのための”イベントです。
同イベントの主催は【NPO法人あいちかすがいっこ】。
代表理事・内田朋代さんと副代表理事・松元永己さんのお二人(どちらも2児のママ)に、イベントについてや活動への想いを伺いました!

■まずは、【あいちかすがいっこ】について聞かせてください。
いつから、どうしてお二人で活動を始めることになったのですか?

内田さん:
お互いが別の子育てサークルを主宰していて、2011年に春日井市が主催した『子育て支援団体ネットワーク会議』に参加し、そこで出会ったのがはじまりです。

春日井市内には50近くの子育て支援団体があってそれぞれに魅力的な活動をしているものの、連携されていなかったり、情報の一本化がされていなかったり、発表の場がなかったり・・・何かモヤモヤするものがあったんです。各団体の交流が盛んになってまとまることが出来れば、活動も多彩に広がって、もっと育児が楽しくなるはず!もっとママの力を発揮できるはず!と。
奇しくも同じように考えていたのが松元さん。
同じ想いの2人で、2013年夏に【あいちかすがいっこ】をスタートすることになりました。

その頃には私の意識も変わっていて「子育て支援を仕事にしよう」と思っていたので、当初から法人化を視野に入れ、2014年11月、理念を追及し活動ができるNPO法人認定を受けました。

主な事業は、春日井の子育て情報発信サイト『あいちかすがいっこ広場』の運営や親子教室の開催、『子育て支援者養成講座』や講師・託児スタッフの経験を活かす場の提供など。ママの社会復帰や就業を応援する仕組み作りや、行政や企業にママの声を届ける・繋げる役割も担いつつ、“子育てが女性のキャリアになる”ような支援活動をしたいと思っています。

■そもそも、お二人が子育て支援活動を始めたキッカケは?

松元さん:
いま7歳の長男を出産後、“男の子の育児”を周りに分かる人がいなくて、それをSNSで発したら賛同者が増えグループを作るようになって。次第に春日井のママが集まって子育てサークル「りんぐ」を起ち上げ、現在も代表を務めています。子育て支援活動を行うことで、幅広い人から意見を聴けるようになりましたし、「誰かに訊けば誰かが教えてくれる」と育児に悩まずに済むようになりました。人と接点を持つことで育児の不安がなくなったのは一番良いことだったかもしれませんね。

内田さん:
11年前に長女を出産した当時、違う地域から嫁いできた私は周りに友達がいなくて、頼れる人も自分の時間もなくマタニティブルーでした。でも、他地域での親子ヨガ教室に参加した際「子連れでも心地よい時間を楽しめるんだ!」と気づいて。もともと行動力はあったので、その先生に春日井で教えてもらえるよう頼みました。当時は、乳幼児向けの教室はOKでも母親のリフレッシュのために場を提供して貰いにくい状況。探し回った結果、町内会が管理している公民館が貸してくれて開催することができましたが、
“ママのため”の活動はなかなか理解を得にくかったですね。あれから10年経って、ママ応援を社会が“あたり前”に捉えはじめてきたことは嬉しく思います。地道にコツコツ続けていると、時代がついてくるのかもしれませんね(笑)。

ママの文化祭®の様子

■今や【あいちかすがいっこ】の代名詞ともなっているのが【ママの文化祭®】。
今年で4回目を数えるこのイベントへの想いを教えてください!

内田さん:
一番の想いは、『ママのはじめの一歩を応援』。赤ちゃんと初めてお出かけをするママさんもそうですし、どんなママでも遊びに来られるイベントです。
また、自分の活動を知ってもらう場所であり、自分の特技を活かす場所でもあるので、ママは、スタッフや出展者としての“はじめの一歩”も踏み出せます。赤ちゃんをおぶってブース出店されているママも普通にいますよ!たくさんのママ達が、いきいきとお店を出していたりステージに立っている様子を見て、「来年は私も出店者になりたい!」と進むママさんも多くいらっしゃいます。

ママは支援される立場になることが多いですが、支援する側にだってなれます。それが社会復帰へのキッカケとなる“一歩”にだってなれるのです。

子育て支援は、子どもと親に向けてだけ行うものではなく、地域をより良くするためにも行われるもの。
地域を巻き込んだ子育てを進めることで、それが地域活性化に繋がると思うので、地域貢献の意味も込めて春日井の良さを知ってもらえるイベントにもしたいと思います!

特定非営利活動法人 あいちかすがいっこ
事務局住所
/愛知県春日井市瑞穂通6-17-1 大和エネルフ㈱カスタマーセンター内4F (ご一報の上お訪ねください)
営業時間/10:00~15:00(平日)※土曜・日曜・祝日は休み
お問合せ/0568-84-2633
メール/kasugai_kosodate@yahoo.co.jp

HP: http://kasugai-kosodate.org/

編集後記

母親の活動の場でもあり、地域貢献の場にもなっている【ママの文化祭®】は、今年で4回目の開催。
ママスタッフさんが描いた可愛らしいイラストのチラシには
『見つかる つながる ママのネットワーク』とも記されていて、「あったかくてイイなぁ~」と思います。

今回は、1月18日(水)10時~15時まで、春日井市総合体育館を“ほぼ全館貸切”で行われます。

年々来場者は増えていて、昨年は5,000人近くの方がイベントを大いに楽しんだそうですよ~
今や実行委員会メンバーは50人ほどになり、ボランティアスタッフさんも100人を超えているのだとか。
今年も大盛況な予感がしますね!!(今年の【ママの文化祭®】は終了しました)

 

「子育て支援=地域活性化」という考え方もそうですし、
「ママと企業と行政を繋ぐ団体であり、信頼される団体であり続けたい」との言葉が印象的でした。

「全く正反対(笑)」と松元さんが話すように、価値観も感性も全く違うというお二人。
追い求める理念が一緒でブレないので、かえって良いバランスで団体が発展できているんでしょうね♪

昨年3月に「子はかすがい、子育ては春日井」宣言を行った春日井市。
すべてのママの「自分らしい幸せ」を実現するための5つの約束、も設けて取り組みを進めているようです。
そんな春日井市や企業を相互に繋ぎながら、等身大のママが活動する【あいちかすがいっこ】。
今後の展開も楽しみです!!

<取材・文/編集長 野村綾乃>

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