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今回のまちは

いなべ市 【その2】

HP: https://www.city.inabe.mie.jp

▲写真上/広いセンター内で子どもたちは思いっきりはしゃぎます!▲写真下/子どもの心をつかむのは、どんなおもちゃかな?

東海エリア市町村の、子育てに関する取り組みを紹介する【うち・まち・こそだち】。

前回は、豊かな自然に恵まれた三重県いなべ市で、五感をフル活用して楽しめるプレイスポットを紹介しました。

員弁町・大安町・北勢町・藤原町が合併して誕生したいなべ市には、各地域に子育て支援センターが設けられています。

今回は旧員弁町エリアにある員弁子育て支援センター『なかよしひろば』を訪ね、いなべ市の子育て支援について伺いました。

★前回の記事はコチラ★

 

■みんなの心のオアシス

員弁西保育園に併設されている、員弁子育て支援センター『なかよしひろば』。近所にはショッピングセンターもあり、またこのエリアには比較的若いファミリーが増えていることもあって、買い物帰りやお散歩の途中にふらっと訪れる利用者さんも多いそうです。

子どもたちが、安心してのびのび遊べるというのはもちろん、新米ママさんやこの辺りの土地勘がないママさんたちの、友達探しや情報交換の場でもあり、また、地域のおじいちゃんやおばあちゃんが孫と遊ぶ場となっています。
スタッフさんも明るくにこやかで、ママさんたちがリラックスして過ごせるような気配りを随所で感じます。

広く明るいセンター内には、木のおもちゃや手作りのおもちゃなどが所狭しと並んでいます。
「子どもにどんなおもちゃを与えたらいいんだろう?」そんな疑問も、ここに来れば、今子どもが一番興味を示すおもちゃがすぐにわかると好評です。

なかよしひろばの開園は、月・火・水曜日が9時~正午と13時~15時、木・金曜日は9時~正午までとなっています。

そして、毎日11時40分から約20分間「お帰りの会」が行われます。
時間になったらみんなで一緒にお片付けをした後、歌や体操などをしたらお家に帰る。就園前に“一日の流れ”を体験することもできると喜ばれています。

地域の方がこの場所の良いところを広めてくれるおかげで、徐々に利用者が増えつつあるそうです。実際、この日も「友達を連れてきました~!」という利用者さんがいらっしゃいました。
『なかよしひろば』は、みんなが気軽に集えるアットホームで居心地の良い空間でした!

 

 

▲写真上/「おでかけGO」は、まちのみんなの人気者♪▲写真下/「ぐるりん工房」で製作された手作りおもちゃ。ミルクの缶や牛乳パックを再利用するなど、アイデア満載です!

■地域ぐるみで子育てに協力!

いなべ市の子育て支援センターは、月~金曜日以外にも月に一度、土日に開放をしています。普段なかなか来られないパパさんが子どもと一緒に訪れ、我が子の成長に感動していることも多いそう。
また、ママ向けのリフレッシュ講座や、子育て中のママが活躍できる行事などの開催もしています。

その他、季節ごとに趣向を凝らしたイベントも行われていて、その際に大活躍するのが「応援団さん」と呼ばれる地域のボランティアの皆さんです。
子育て応援団は、地域のボランティアの方をはじめ、主任児童委員・民生委員・母子保健推進委員・更生保護女性会などの方々で構成されていて、地域の人々の温かいまなざしと支えの中で子育てを見守り「子育てって楽しいんだよ。地域みんなで子育てをサポートしていきますよ」と伝え、応援してくださいます。

また、応援団さんによる「ぐるりん工房」は、家庭にある廃材などを利用したおもちゃ作りを通して、世代を超えた交流を楽しみながらつながりを深めてくれています。 

そして、なかなか子育て支援センターへ行けないという人のために「出前ひろば」も開催。
ピンク色のキャンピングカー「おでかけGO」におもちゃをいっぱいを詰め込んで、地域の集会所や時には寺院にも(!)出張しています。近所の親子が集まり、お家とは違った遊びを楽しむ表情はピカピカの笑顔☆子育ての笑顔は、子育て支援センターだけでなく、市内のいろいろな場所で広がっています!

 

▲今回お話しを聞かせてくださった、いなべ市役所児童福祉課の中村さん(左)子育て支援センターの出口さん(中央)日紫喜さん(右)

■きめ細やかにサポート!充実した子育て支援事業

いなべ市の子育て支援は、妊娠がわかり母子手帳を交付したところから始まります。
児童福祉課、健康推進課、発達支援課、学校教育課、子育て支援センター、保育園(所)がそれぞれが連携し、長期にわたって見守り続けていきます。

核家族化が進む昨今、近くに相談する相手がいないという親御さんも多いですよね。子育て支援センターに自ら足を運び相談できる人ばかりではなく、外に出られず家の中で悩んでいる人もいるかもしれません。
いなべ市では、全戸に保健師さんや子育て支援センター職員さんが直接出向き、悩みや心配事を聞く機会が定期的に設けられていて、孤立をなくし子育ての不安を解消するケアがされています。
また、何かあった時にはすぐに相談できる場所や窓口もあり、きめ細やかなサポートが進められているのも心強いですね。

子育て支援に関係する各機関が連携をとりあい、また地域の方たちと協力しあい、
子どもの成長をみんなで見守り助け合っているいなべ市。

この時代だからこそ大切な“人情”を感じる、とても素敵なまちでした。

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♦子育て支援センター「なかよしひろば」
住所:員弁町石仏1868番地1 員弁西保育園内
電話:0594-74-5829
利用時間:月~水9時~12時、13時~15時 木・金9時~12時

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<取材・文 林景子>

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